中国共産党の権力闘争が激化し、金融政策に矛盾が生じているのではないだろうか。
これまで、継続的な元の上昇によって支えられて来た中国国内への投資、元切り下げ政策は自殺行為である。国内資本は、国外流出を始めていると考えられる。 経済改革により、内需拡大を推進しなければならない筈だが、これでは賃金の上昇は望めないであろう。
また、未確認ではあるが、先日の天津大爆発のような、化学兵器原料貯蔵施設が各地で爆発事故を起こしている等の様々な政情不安に結びつく情報を耳にすると、やはり共産党支配の終わりを意識せざるを得ないのではなかろうか。
これが「中国の春」の始まりとするならば、今後数年間は中国国内の大混乱を見ることになるであろう。当然の事ながら、我が国への影響は計り知れない。
今後は、より一層、中国からの情報に注意を払い、慎重に分析して行きたい。
チエブクロウ
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