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ギリシャリスクと中国リスク

ギリシャ問題は再度先送りされそうです。

あらゆる角度から、この問題を考察してみても、結局、完全デフォルトにされると何十兆円という巨額の資金を失うことになるユーログループが残るだけであるからです。

ギリシャ支援金に対する出資比率約27%のドイツ、同約20%のフランスはギリシャに悪態を吐かれても交渉のテーブルから離れる訳にはいかない。しかし、長い目で見れば、ギリシャはユーロから姿を消すことになると思われます。

片や、中国では株式バブルの崩壊が経済の失速を露呈しています。過去40か月間に亘って生産者物価指数が平均約3%連続して下落しているところを見ると、過剰生産による在庫が日々積み上がっている様子が想像できます。世界の工場としての役割はもう既に終っているのです。

現政権は、ニューノーマル(内需主導型経済)への切替えを目論んでいるが、どうなることやら不透明なのです。

今後数か月での経済崩壊は無いと考えていますが、数年内には重大な事態が予想できる状況です。

チエブクロウ

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