現実味を帯びる自動車の自動運転システム

日本を代表する資本集約型産業である自動車産業で、未来への技術革新が現実化されつつあります。

『オートパイロットシステム(自動運転)』がそれです。

およそ120年前に四輪自動車が開発されてから、様々な進化を遂げてきた自動車ですが、その根本の走行の仕組みは当時と同じです。

確かに、信頼性が増し、快適になり、燃費も向上し、安価にもなりましたが、『人間が考え、その手と足で操縦する』という原則は1世紀前から変わっていません。速く快適になっても、

燃費が向上しても『運転する人の能力や注意の不足による事故』は後を絶ちません。特に最近は、高齢者や持病のある方が引き起こした、痛ましい事故の報道が多くなっています。

現状のシステムは、ようやく前方衝突の回避制動や危険認知警告などが実用化されている段階ですが、国内外各メーカーの注力は凄まじく、研究は加速度的に進むものと感じています。

120年間、変わらなかった運転の危険度が劇的に低下する可能性があり、『鉄道並みの安全性に近付くことも可能なのでは・・・』と大いに期待しているところです。

今乗っておられる車にも、十数万円で『運転支援システム(ADAS)』が取付可能です。『目的地を入力するだけで安全に到着する時代』が来るのを楽しみに、現在実用化され又は研究されている安全システムに、もっと注目すべきではないかと考えています。

 

『自動車』が、運転に不慣れな若者や高齢者にも『安全性の高い交通手段』になる日がそこまで来ているような気がします。

 

 

シンシアリティ

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