【ラップの話 第1話】意外に身近な「ラップ」

いきなり個別商品名で恐縮ですが、皆さんはご家庭で「サランラップ」や「クレラップ」などの商品をお使いになったことがあると思います。食品を包んで保存する時、冷えた食品を電子レンジで解凍や加熱調理をする時など、身近で、とても便利で重宝しますよね。

さて、この便利な「ラップ(Wrap)」の名前を取って開発されたのが、「投資一任口座(ラップ)」です。ふつう金融商品の仕組みは難解なものですが、その金融商品に「包む」という意味の言葉が使われている以上、何かを包み込んだ金融商品だということは、想像に難くないと思います。では具体的に何が包みこまれているのでしょうか。「投資一任口座(ラップ)」の中身には、投資に関るいろいろなもの、例えば

  1. 株式売買に伴う「株式売買委託手数料」。
  2. 数ある上場企業の選別、投資タイミングなどの投資判断。
  3. お預かりしたご資金の管理サービス。
  4. 間接的ですが投資対象としての上場投資信託(ETF)の信託報酬。

などが包み込まれています。(固定報酬・成功報酬は規定により別途頂戴いたします。)このようなサービスをパッケージにしてお届けするのが投資一任口座(ラップ口座)です。個別の取引に対する委託手数料が不要であったり、投資判断を行なう手間や時間を省けたりと株式投資がより身近になりますね。

つづく  

干 城

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