月: 2015年7月

日本株は底堅いか?

6月から7月にかけてギリシャ債務危機や中国株暴落に揺れた。世界の時価総額も6月上旬から約5.3%減少した。(週刊東洋経済第6608号参照)

日本市場もさすがに隣国でもある中国株暴落に影響を受けていると言えよう。

また、国内においては東芝の不適切会計問題から日本の株式市場全体に事態を深刻に捉える投資家が増えてきており、ここにきて安倍内閣への支持率低下も影響が出ているように思われます。

2015年度の主要企業の業績は引続き堅調であると予想されている。さすがに日経平均も2万円を超えると、景気や業績などの信頼感が高まらないと、もう一段の上昇は難しくなっているのか。

米国のみの牽引だけでなく対外リスクの抵抗力はついてきているようにも思われ押目をしっかりと狙って行きたい。

 

ふくろう村長

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記載したコメントの内容及び過去の実績等は、必ずしも将来実績を示唆するものではありません。将来の投資収益が保証されているわけではなく、投資元本 を割り込むリスクがあります。
投資の最終的決定はご自身の判断でなさるようお願い致します。

ギリシャリスクと中国リスク

ギリシャ問題は再度先送りされそうです。

あらゆる角度から、この問題を考察してみても、結局、完全デフォルトにされると何十兆円という巨額の資金を失うことになるユーログループが残るだけであるからです。

ギリシャ支援金に対する出資比率約27%のドイツ、同約20%のフランスはギリシャに悪態を吐かれても交渉のテーブルから離れる訳にはいかない。しかし、長い目で見れば、ギリシャはユーロから姿を消すことになると思われます。

片や、中国では株式バブルの崩壊が経済の失速を露呈しています。過去40か月間に亘って生産者物価指数が平均約3%連続して下落しているところを見ると、過剰生産による在庫が日々積み上がっている様子が想像できます。世界の工場としての役割はもう既に終っているのです。

現政権は、ニューノーマル(内需主導型経済)への切替えを目論んでいるが、どうなることやら不透明なのです。

今後数か月での経済崩壊は無いと考えていますが、数年内には重大な事態が予想できる状況です。

チエブクロウ

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世界を取り巻く様々なリスク要因

泥沼化するギリシャ問題に中国株価急落と言う海外発のリスクに、新たなリスクが見え出した。それは「原油価格の急落」である。
一説にはギリシャと結託しようとしていたロシアに対し、欧米が結束して原油価格に下げを仕掛けたとも言われている。
また中国に関しても強引な株価つり上げで景気維持を目論み、ギリシャへの支援も検討していたが株価の急落によりそれも厳しくなった。
後ろ盾を無くしたギリシャは、ユーロの提案を受け入れ合意するのか、それとも合意出来ずにユーロ離脱の道を選択するのか?
その答えを選択する時間はあまり残されていない。

ふくろう監督

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