ファンド視点での株主還元拡大余力銘柄への投資も一考か

ご存じの通り、国内外のファンドの一部が、上場企業に増配や自社株買いなど株主還元の拡大を要求する事例が増えています。キャッシュリッチ企業の増加が背景にあります。

一般的条件の例としては、低PBR、現金・現金同等物が大きく、有利子負債がゼロか小さい、足元で増収増益、或いは収益が安定的に確保されている低PER銘柄で、配当利回りもある程度高いことも要件です。その上で事業に話題があればなお可です。

 

人気圏外銘柄が多く、時間がかかる可能性もある地味な投資ですが、ファンドと同じ視点での投資も一考かも知れません。

なお、一般の中小型株ファンドの場合ですが、流動性を鑑みて、一定規模以上の時価総額(一般的に200~300億円以上)と出来高(一定期間の1日平均売買金額1~2億円以上)の銘柄を対象としている場合が多いことに留意が必要です。

 

複眼

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記載したコメントの内容及び過去の実績等は、必ずしも将来実績を示唆するものではありません。将来の投資収益が保証されているわけではなく、投資元本を割り込むリスクがあります。
投資の最終的決定はご自身の判断でなさるようお願い致します。

滞留資金の行方!

最近気になっている事の一つに、平成27年5月29日付けの日経新聞に掲載されていた証券会社に滞留している待機資金の多さがある。投資信託協会によると、MRFの残高は4月末で12兆円弱で過去最高。カブドットコム証券の顧客保有現金は約5900億円で過去最高を更新中で、3月末からだけで約1000億円増えたそうです。

今後の個人投資家の動向に注目が集まっていますが、裏を返せば株式以外に魅力的な金融商品が見当たらないからではないのでしょうか。時代はどんどん変わっていきます。頭が凝り固まっていては理解できないし、相場についていけなくなってしまいます。

証券マンとしては常に柔軟な頭で相場動向を注視していかなければと思っています。

 

ホースシュー クラブ

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6月相場について

過去の6月相場は、月間の勝率順位で直近の5年で2位、10年で1位、20年で1位と6月は上昇特異月となっています。(2015/5/26付日本証券新聞より)

日本株が6月に買われる要因として「株主総会効果」が言われています。

また、今年は上場会社に対して、コーポレートガバナンスコードが6月から適用開始となりますので、株主総会に向け、株主重視姿勢が期待できるのではないでしょうか?

 いっちー

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